なりきり映画考
著者:矢野寛治
出版社:書肆侃侃房 地方・小出版流通センター
価格:1,800円
発売日:2008年11月
判型:A5/ページ数:239
ISBN:9784902108897
西日本新聞で好評連載だった映画コラムが一冊に。第1部「なりきり映画考」では、日本映画の魅力を成りきって紹介。第2部「日本映画人ダイアリー」では、映画人(俳優、監督、脚本家、音楽家)366人のプロフィールと魅力を似顔絵付きで紹介。もっと日本映画がおもしろくなる。
映画は作り事というけれど、映画に救われることがある。
映画で生きていく勇気をもらうことがある。
詐欺師にも、ヤクザにも、成り下がることができる。
落ちて堕ちて行く女にも、北へ南へさすらう、
渡り鳥にも成ることが出来る。
映画は監督の罠である。誘い込むのは役者達である。
憑依されるのは観ている我々である。
憑依し成りきれた映画は、すべて名画である。
(映画キッド 矢野寛治)
【読書推薦者】
松坂慶子(女優)、吉村実子(女優)、原 寮(作家)、長谷川法世(漫画家・作家)、佐藤洋二郎(作家)、深町幸男(テレビ演出・映画監督)、柳瀬 観(映画監督)