- Arts and Media volume 13(2023)
-
大阪大学大学院文学研究科文化動態論専攻アート・メディア論研究室 松本工房
『Arts and Media』編集委員会- 価格
- 1,980円(本体1,800円+税)
- 発行年月
- 2023年07月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784910067162
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[BOOKデータベースより]
0 Preface巻頭言―記憶の「声」を掬いとる紙のメディア
[日販商品データベースより]1 Feature 巻頭特集―音/映像―記録と表現
2 Monograph 論文―フランコ・ドラゴーヌ演出作品にみるソーシャルサーカスの考察―現代サーカスにおける東西文化表象
3 Researchwork 研究ノート―王とクマリの儀礼空間―なぜ王権とクマリ崇拝は結びついたのか
4 Review 書評―今日の具体詩〜撰集の意義をめぐって―ナンシー・パーロフ『具体詩〜二一世紀撰集』(二〇二二年)
5 Report 活動報告―「I think..,because…」の壁(その2)―スタンダップコメディの葛藤と挑戦
6 #Prof. ハッシュタグ・プロフ―「何をするねん!!」専攻―すこし言い残したことなど
大阪大学文学研究科アート・メディア論研究室が発行する本誌『Arts and Media』は、アートとメディアの原初の関係に改めて注目し、芸術をもう一度、情報伝達の手段として見てみたい、そんな熱望から生まれた雑誌である。あるいは逆に、現在、情報伝達のツールとして生まれ、活用されている様々な手段が、今まさにアートへと変貌しつつあるその瞬間を切り取ってみたい。
収録される論考は、映画や写真、絵画、建築、文学、マンガ、新聞・ラジオ、演劇、博物館学などなど、実に多彩だ。この「祝祭的な混沌」が生み出すジャンル不明性こそは、ただ本研究室にのみ醸成可能な知的テンションであると自負するものである。
遺伝子の多様性が生命の安全装置として機能するように、我々は文化の多様性を保つことこそが、現代社会に対するある種のセーフティネットになるものと心から信じている。 文だの理だのといった狭隘な専門跼蹐の殻を打ち破り、百学連環の知の饗宴をとくと愉しんでいただきたい。
編集長 桑木野幸司