冴えてる一言

水木しげるマンガの深淵をのぞくと「生きること」がラクになる

光文社
久坂部羊　

• 価格: 1,980円（本体1,800円＋税）
• 発行年月: 2022年02月
• 判型: 四六判
• ISBN: 9784334952969

内容情報

[BOOKデータベースより]

理想論、きれいごと一切抜き！人間と世の中の真実が見える。マンガの底に広がる人生哲学の奥義。

人生編　自分らしく生きたい（名まえなんて一万年もすれば、だいたい消えてしまうものだ。；初めて心臓が正常に鼓動しているような気がするナ。　ほか）
社会編　この世ってなに？（あなたは我々に飼われているということをまだお気づきにならないのですか；バカタレ！勲章をもっている人間がウソをつくものか　ほか）
文化・芸術編　ヒマを生かす知恵（美？それは充分に芋を食べてから感ずることですわ；小次郎は、子供がクリスマスケーキを食いそこねたような顔をして死んでいた　ほか）
思索編　「生きる」か「死ぬ」かのテツガク（俺はむしろ品位という名の下に人を軽蔑する快感にひたるくせがあった；かしこいやつをバカにするとは…バカをかしこくするよりむずかしいかもしれないな　ほか）
水木漫画短編『夢の食糧』

[日販商品データベースより]

あなたは我々に飼われているということをまだお気づきにならないのですか？(奥多摩のカシコイ猫)
世の中のやつはどん欲なやつほど無欲ぶるのですよ(土方歳三)
美？それは充分に芋を食べてから感ずることですわ(こどもの国の女の子)
だけど文化があまり河童を幸福にしないことがわかったので河童は自然に帰ったのだ(河童のかん平)
しかし全力を集中するのはあすにしてきょうのところはひとまずねてあすにそなえよう(受験生)
俺はむしろ品位(えりいと)という名の下に人を軽蔑する快感にひたるくせがあった(宮本武蔵)
結局人間は死があったほうがよい(猫寺の和尚)