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- 人情江戸飛脚 月踊り
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- 価格
- 770円(本体700円+税)
- 発行年月
- 2022年02月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784094071184
[BOOKデータベースより]
どぶ鼠の伝次は余所様の隠し事を探る商売、影聞きで食べている。その伝次、飛脚を商う兎屋の主で、奇妙な髷に傾いた着物をまとう粋人の浮世之介にお呼ばれされた。瀟洒な棲家狢亭に上がると、筆と硯を扱う老舗大店の隠居・善左衛門が―。倅の嫁おすまに悪い虫がついたらしく、内々に調べてほしいという。「首尾よく間男と縁を切らせたら、手切れ金の一割、千両なら百両を払う」と約束する隠居に、生唾を飲み込む伝次。ところが、思わぬ流れとなり、邪な渦に呑み込まれ…。風変わりで謎の多い浮世之介とともに弱きを救い、悪に鉄槌を下す、痛快無比の第一弾!
[日販商品データベースより]世間に知られたくない秘め事を解決します!
どぶ鼠の伝次は元々はへっつい直しのこそどろ。今では世間に知られたくない秘め事を探る商売――影聞きで食い繋いでいる。
その伝次、飛脚を商う「兎屋」の主人・浮世之介にお呼ばれされた。
「狢亭」と名付けられた瀟洒な棲家に上がると、奇妙な髷にかぶいた着物をまとった浮世之介が手酌で酒を呑んでいる。
その横に座しているのは、なんと文化堂の隠居・善左衛門。文化堂は江戸では知らぬ者がいない、筆と硯を扱う老舗の大店だ。
善左衛門によれば、一人息子の嫁・おすまに悪い虫がついたらしく、内々に調べてほしいという。
おすまは、もともと深川で人気の羽織芸者だったが、今では娘も生まれて、内儀としての威厳も備わってきたばかりらしい。
そのおすまと間男との縁を切らせたら、最低でも手切れ金の一割を支払うと言い切る。手切れ金が三百両なら三十両、千両なら百両だ。
滅法割りがいい仕事に、伝次は生唾を飲み込んだはいいが……。
情にもろく、謎の多い粋人・浮世之介が通らぬ筋を一刀両断、人の心のもつれを解きほぐす。
200万部突破の大ヒットシリーズ「鬼役」の著者が描く、人情味あふれる風流時代小説。シリーズ第一弾!
【編集担当からのおすすめ情報】
文庫書き下ろし時代小説で、独自路線を極める「いぶし銀作家」坂岡真先生。花鳥風月を醸し出す文体、人間の陰日向を浮き彫りにする描写、思いも寄らない結末に落ちていく物語……「人情江戸飛脚」シリーズは天下無双の面白さです!
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