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[BOOKデータベースより]
うっかり、失言、油断、勘違い…歴史的な「しくじり」ほど人生に役立つ教訓はない。日本史に名を残す人たちが教えてくれる「落とし穴」の場所。
第1章 うっかり型―「まさか」を一気に転げていった偉人たち(自分の仕掛けたいたずらで亡くなり後継問題に混乱を生じさせた幼帝―四条天皇;幽閉した天皇に逃げられたことで全国的な武家政権を築けなかった―足利尊氏 ほか)
[日販商品データベースより]第2章 失言型―言わなくてもいいことでしくじった偉人たち(本人のいないところだったのに悪口で暗殺されてしまった天皇―崇峻天皇;恩人のために諌言したことで淡路島に流罪となった天皇―淳仁天皇 ほか)
第3章 油断型―「なんとかなる」で死んでしまった偉人たち(戦う気力を失い放蕩三昧の挙句、性愛関係にあった寵臣に殺される―大内義隆;うかつさと慢心を積み重ね中国の太守になり損ねた男―陶晴賢 ほか)
第4章 短気型―浅慮、勘違い、我を押し通して終わった偉人たち(露骨すぎる出世欲で嫌われ関白になれなかった元貴公子―藤原伊周;強引に都を遷すも失敗し、さらに戻したことで死亡した―平清盛 ほか)
第5章 身の破滅型―死にはせずともかすり傷が痛すぎた偉人たち(本当に応天門炎上事件の犯人?勢力争いに敗れた末の流刑か―伴善男;徳川の治世になっても豊臣を愛し最後は修城しただけで改易された―福島正則 ほか)
【この「かすり傷」が死ぬほど痛かった!】
自分が仕掛けた悪戯で亡くなった四条天皇、
加増を断って秀吉の逆鱗に触れた織田信雄、
余計な失言で日本を戦争に導いた近衛文麿…。
失言や油断、勘違いや短気などの小さなミスは、
誰もが日常的に起こしてしまいます。
でも、そんな「かすり傷」が死ぬほど痛いときが、人生にはあります。
むしろ、かすり傷で死んでしまった人も、歴史上少なくありません。
今回は日本史に名を残す25人の偉人が起こした「しくじり」と、
その「かすり傷」がもとで死亡や破滅に至った経緯をご紹介します!
【昔から「油断大敵」とはよく言ったもので…】
明治の維新三傑であり、西郷隆盛や木戸孝允と並ぶ元勲・大久保利通。
彼が暗殺されたことはよく知られていますが、犯人たちは大久保宛に、
前もって暗殺の予告状を出し、しかも大久保も読んでいたのです。
それを大久保は一笑に付し、当時の警察もスルーします。
もしここで油断せずに大久保を警護していたら、
おそらく日本の歴史は大きく変わっていたことでしょう。
【一度の失言で暗殺されてしまった唯一の天皇】
日本史ではっきりと死因が暗殺と分かっているのが崇峻天皇です。
彼は当時の権力者・蘇我馬子の推挙で天皇になれたのですが、
次第に馬子が疎ましくなり、ある暴言を吐いてしまいます。
本人のいないところだったのですが、やがて馬子の耳に届き、
あろうことか馬子は崇峻天皇を暗殺させてしまいます。
その後、即位したのは日本初の女帝・推古天皇でした。
崇峻天皇の暴言が、日本で初めての女性天皇を誕生させたのです。
【失言型、油断型、うっかり型、短気型…失敗は歴史から学ぼう】
本書ではこれら25人の偉人たちを取り上げ、
彼らがやらかしてしまった「しくじり」と、
死ぬほど痛かった「かすり傷」をご紹介します。
人間、何か大きな失敗(しくじり)をしたときでも、
その原因となるのはほんの些細なミス(かすり傷)なのです。
人は歴史から学ぶと言います。
ぜひ偉人たちのしくじりを、
自分の仕事人生に活かしていきませんか。
実際にしくじりたくない方、
かすり傷にすぐ気づきたいという方、
「転ばぬ先の杖」としてぜひ本書をご一読ください!
【もくじ】
第1章 うっかり型……四条天皇、足利尊氏、織田信雄、薄田兼相、田中新兵衛
第2章 失言型……崇峻天皇、淳仁天皇、源範頼、片岡直温、近衛文麿
第3章 油断型……大内義隆、陶晴賢、伊東甲子太郎、近藤勇、大久保利通
第4章 短気型……藤原伊周、平清盛、北条時宗、龍造寺隆信、平賀源内
第5章 身の破滅型……伴善男、福島正紀、井上正甫、佐久間恪二郎、徳川慶喜