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[日販商品データベースより]
SDGsは、世界中で活動されているが、「気候変動対策として個人が行うべき行動を理解しているか」という質問に、日本は先進国からは大きく水をあけられ、中国・韓国より後塵を拝している。SDGsの意識がまだまだ低いことが伺われる。
SDGsは、食品企業では大企業を中心に広がりを見せてきたが、中小企業にも幅広く広める時期が来ている。食品ではイオンをはじめ流通大手が力を入れており、これまでの経緯から考えるといずれ川上にもその影響が及ぶと思われる。また、2017年にスエーデンのルンド大学の研究者が発表した資料しよると、「個人が貢献できる温暖化ガス排出削減」には、植物由来の食事をすることで0.8トン削減できることが判明した。
大企業・中小企業を含めた食品企業にとってSDGsに取組むメリットは、企業イメージの向上、企業が生き残るための手段、社会の課題への対応、新たな事業機会の創出など多くあります。
この本では、食品産業で働く人々に対して、SDGsはどのようなものか、食品産業にとってのSDGsはどうあるべきか、食品産業で働く我々は何を提案したらよいのか、SDGsを組織に導入するにはどのような手順で行えばよいのか、原料提供農家・食品小売・食品卸・食品製造(BtoB、BtoC)・食品流通 等において、SDGsに関してどのような行動ができるのか、・・・を読者にわかりやすく、事例も交えて伝えるもので、食品産業で働く方の入門書となるでしょう。