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- デタラメ
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データ社会の嘘を見抜く
Calling Bullshit:The Art of Skepticism in a DataーDriven World日経BPM(日本経済新聞出版本部) 日経BPマーケティング
カール・T.バーグストローム ジェヴィン・D.ウエスト 小川敏子- 価格
- 2,200円(本体2,000円+税)
- 発行年月
- 2021年07月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784532177089
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[BOOKデータベースより]
政治家は「ポスト真実」を主張し、自治体は疫学を無視した対策を立て、科学者は虚偽論文を発表する。高等教育機関は分析的思考ではなく思いつきを表彰し、スタートアップ企業は実現不能な計画でカネを引っ張り、TEDトークは難しい問題を超単純化したプレゼンで人々を騙す。広告界は見出し詐欺やパクリ記事にもカネが落ちるシステムを築いた。クリックさえ稼げればなんでもOKだ。こんな世界で真実を見抜くには?あなたの一生役に立つ「つまらない戯言に騙されない方法」を伝授する。
第1章 世の中はデタラメだらけ
[日販商品データベースより]第2章 メディア、メッセージ、偽情報
第3章 デタラメの特徴
第4章 因果関係
第5章 数字で描くたわごと
第6章 選択バイアス
第7章 データ・ビジュアライゼーション
第8章 ビッグデータとデタラメ
第9章 科学のもろさ
第10章 デタラメを見破る
第11章 デタラメを正す
TEDの超単純化プレゼン
自称専門家のドヤ顔解説記事
統計データを歪曲した陰謀論
あなたのスマホは「デタラメ」だらけ!
■なぜ現代はデタラメ社会になってしまったのか?
デタラメはあちこちにはびこっている。政治家は「ポスト真実」を主張し、科学者はでっち上げを発表し、高等教育機関は分析的思考ではなく思いつきを表彰し、スタートアップ企業は実現できない計画でカネを引っ張っている。さらには、広告業界の自動配信技術によって、ひどい記事にも広告費が落ちるシステムが作り上げられ、結果的に見出し詐欺、パクリ記事、根拠のない陰謀論が世の中にバラまかれている。インテリの巣窟のはずのTEDトークだって、デタラメばかりだ。難しい問題を超単純化したプレゼンをして、いかにも本当らしく話して人々を感心させて騙しているのである。
だから、「デタラメを見抜く」ことが重要になってくる。なぜならデタラメが蔓延ると、「反論のコスト」が高くなるからだ。
たとえば1998年、MMRワクチンと自閉症に相関関係があるとしたウソ論文が、有名医学誌「ランセット」に掲載されてしまった。サンプルサイズは12人という統計的に無価値の研究にもかかわらず、2010年まで「ランセット」誌は全面的に論文を撤回しなかった。
■旧型のデタラメ、新型のデタラメ
デタラメには新旧がある。旧型デタラメは、明らかな嘘、欺瞞、エセ宗教的妄想、選挙のときにしか語られない政権公約という形を取る。だいたいこれがデタラメであることは、見ればわかるケースが多い。
だが新型デタラメは見抜きにくい。大きな特徴は、数字と科学と統計を引き合いに出して、あたかも厳密で正確なもののように装うことだ。怪しげな主張を、数字、図、統計、画像データで箔付けする。新型デタラメは情報に数値を絡めることで、反論しにくい印象を醸し出しているのである。だが、それを見抜き反撃する方法はある。
本書ではデータを論理的かつ定量的に考える方法を伝授する。統計学、計量経済学、データサイエンスの知識がなくても、ググる能力さえあれば、偽のデータは見抜ける!
【本書を推薦します!】
ジョージ・アカロフ(ノーベル経済学賞受賞者)
ポール・ローマー(ノーベル経済学賞受賞者)
ソール・パールマッター(ノーベル物理学賞受賞者)