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[BOOKデータベースより]
1 三条マタギの系譜を継ぐ最後のひとり(奥会津最後のマタギ誕生;マタギ修業と日常 ほか)
2 日本ミツバチに癒やされる(ミツバチとクマが森を作る;日本ミツバチの巣分かれ ほか)
3 マタギ見習い(誕生!マタギ見習い;マタギ見習いのマタギ修業 ほか)
4 水辺の恵み・山の恵み(沼沢湖のヒメマス;山の番人は川と水辺の番人 ほか)
5 マタギの猟 穴グマ猟・忍び猟・罠猟・巻き狩り(マタギ見習いの猟師の勉強と試錬の日々;狩猟デビュー(穴グマ猟) ほか)
マタギとはただ獲物を狩るだけではない
猪俣昭夫さんは福島県金山町に江戸時代前から住み着いたマタギの系譜を継ぐ奥
会津最後のひとり。これまでに仕留めたクマは80頭以上。70歳を超える今でも冬は
猟へ向かう。
しかし、ただクマを仕留めるだけでなく、「必要に応じて獲物を獲り、数を調整するこ
とで動物界の生態系を守り、人間と自然の共生を図ることが自らの使命」だと考えている。
日本ミツバチの飼育、ヒメマスの養殖、山菜採りやキノコ狩りなど、自然の恵
みを享受しながら暮らしている猪俣さんに憧れ、師事したいという2人の若者も
現われた。
奥会津の最後のマタギに密着した。
【編集担当からのおすすめ情報】
マタギである猪俣さんは単なる猟師=ハンターではなく、自然を知り、自然を繁栄させていく術を我々に教えてくれる「サステナブル」な生き方の実践者でもあります。その心豊かな生き方を知ることは、我々の生き方を問うものとなるはずです。