- 国際協力と想像力
-
イメージと「現場」のせめぎ合い
- 価格
- 2,200円(本体2,000円+税)
- 発行年月
- 2021年03月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784535559752
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[BOOKデータベースより]
コロナで現場に行けない!どうする?途上国を訪れることが難しい今だからこそ、想像力を働かせ、固定観念から自由になろう。国際協力の「送り手」と「受け手」が描くイメージのギャップを現場から解明する意欲作。
バナナ売りのおばあさんは何を考えているか―国際協力の相手を想う
[日販商品データベースより]第1部 想像される「受け手」―開発/協力の理由はどう作られるか(幻の高原都市開発と5万人移民計画―日本のカンボジア援助事始め;安全「だから」援助するのか、安全の「ため」に援助するのか―アフガニスタンと中村哲医師;発展を方向付けるイメージ―スリランカ、農村ファーストという選択)
第2部 「送り手」の働きかけ―国際協力のイメージを広める/縮める(未知への想像力を育成する―学校教育における国際協力の語られ方;ODAマンとは何者か―外務省のODA広報と想像力;イランで難民支援を呼びかける―模範的な政府、模範的な発信)
第3部 「受け手」と「送り手」の交渉―ゆさぶられる国際協力(住民はコミュニティをどう語るのか―タイの農村開発における住民のイメージ戦略;もし開発協力をしなかったら―タイのNGOによる「負のイメージ」の伝達;「生き物」としての国際協力―中国貴州省にみる世界銀行と開発事業の現地化)
想像力の「原っぱ」を―国際協力の手段を超えたコミュニケーション
援助の現場においてイメージと現実はなぜ乖離するのか。援助国・被援助国の視点から要因を考察し、ギャップを超える方法を探る。