- 国際政治のなかの中南米史
-
実体験を通してリアリズムで読む
彩流社
渡邉利夫
- 価格
- 7,700円(本体7,000円+税)
- 発行年月
- 2021年02月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784779127120
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[BOOKデータベースより]
アメリカ大陸の「発見」から現代まで、中南米の通史。先行研究を網羅的に渉猟し、テーマによっては詳しく史実を解説した一外交官の渾身の作。「現場」で感じた問題意識から「歴史のロジック」をリアリズムで語った若い人のための本。中南米に行くまえに読んでほしい。
序章 この本の切り口
[日販商品データベースより]第1章 植民地時代の中南米―中南米社会の基盤ができた時代
第2章 中南米諸国の独立―多様な展開を見せた独立運動
第3章 国際政治から眺めた独立―ブラジルの独立・帝政と「モンロー宣言」
第4章 一九世紀、波乱の中南米政治―西半球で勃発した主な戦争と「メキシコ革命」
第5章 米帝国主義と民衆の政治参加―「善隣外交」、南米のポピュリズム政治
第6章 冷戦構造に組み込まれる米州―「キューバ革命」とケネディの左翼対策
第7章 権威主義体制と人権の問題―米国の対中南米政策、「解放の神学」
第8章 民政化と中米紛争の八〇年代―「新経済自由主義」とメキシコの民主化
第9章 冷戦後の混沌とする中南米―今米州の基底潮流は、そして日本のフジモリ外交
終章 歴史と地理から見る中南米の姿―それと、日本の中南米外交
本書は、アメリカ大陸の「発見」から現代までの中南米通史である。
先行研究を網羅的に渉猟し、テーマによってはかなり詳しく史実を
説明した。また、「歴史ナラティブ」の語り口ではなく、歴史の底流に
ある「歴史のロジック」をリアリズムで語ることに重点を置いたものと
なっている。植民地時代以来の宗教、カトリックの影響にも気を配った。
これらは全て、外務省で現場に長くいた者が持つ問題意識であり、
研究者にはガイドブックとしても使える書である。