[BOOKデータベースより]
第1章 人間の生き方を法律が決めてよいのか
第2章 「建築基準法」から「建築基本法」へ
第3章 一人ひとりの生活のための建築―その思想の源流
第4章 阪神・淡路大震災の衝撃
第5章 耐震偽装問題とは何だったのか
第6章 原点としての東日本大震災―釜石市唐丹町の復興プロジェクト
第7章 建築教育の役割と小学校の可能性
第8章 まちづくりと民主主義
建物の耐震性や構造安全性の専門家として名高い著者は、建築の世界を志して以来、一貫してスクラップアンドビルドではなくストックを活用するまちづくりを提唱し続けてきた。
本書の特徴の一つとして、著者の言葉の端々に「一人ひとりの生活への想像力」が滲んでいることが挙げられる。そのような姿勢は、一体どのように涵養されてきたのだろうか?
転機となった東大闘争、世界的な経済学者・宇沢弘文氏が唱えた「社会的共通資本」の理論が神田氏の建築思想に与えた影響などにも迫る。東日本大震災の発生直後から関わる三陸復興のプロジェクトを通して得た豊富な知見も収録!
東日本大震災から10年。岩手県釜石市の漁村集落での復興プロジェクトを主導した耐震性研究の泰斗が、くらしと地域に根ざし、持続可能な建築と社会のあり方を語り、地震大国に即したまちづくりモデルを提示する!

























