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種を語ること、定義すること

種問題の科学哲学

勁草書房
網谷祐一 

価格
3,520円(本体3,200円+税)
発行年月
2020年12月
判型
A5
ISBN
9784326102884

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内容情報
[BOOKデータベースより]

万人が認める「種の定義」はまだない。なのに、生物学者たちは議論できている。なぜ?「種問題と、特に『種』という概念と、科学者がどうつきあっているのか」を明らかにする。

第1章 種問題とは何か(形態学的(分類学的)種概念;生物学的種概念 ほか)
第2章 合意なきコミュニケーション(三つのケーススタディ;二論争物語―プライオリティの問題と同所的種分化の問題 ほか)
第3章 「よい種」とは何か(二重過程説とは何か;生物学者は種についてどう語るのか ほか)
第4章 「投げ捨てられることもあるはしご」としての種(一般種概念の構成要素を明らかにする;一般種概念と個々の種の定義の関係―精緻化 ほか)

[日販商品データベースより]

「種」とは何か。実は種の定義に決着はついていない。なのになぜ生物学者たちの議論は成立するのか? 新しい視点で種問題を捉える!

世界は「種」にあふれている。様々な種類の生物について、生物学者はこの種を基本に議論をする。種は非常に重要な生物学の単位なのだ。だが統一的な定義はない。なぜ定義がないのに生物学者たちは研究を進められるのか?その問いの射程は生物学の哲学にとどまらない。新しい自然主義的な科学哲学の姿を映し出す、エポックとなる1冊。



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