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- トッカイ 不良債権特別回収部
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- 価格
- 880円(本体800円+税)
- 発行年月
- 2020年12月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784065219560
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[BOOKデータベースより]
名作『しんがり』、『石つぶて』に続く、清武ノンフィクションの傑作!バブル崩壊後、残された巨額の不良債権。銀行も、そして政府もたじろいだその回収にあたったのは、中坊公平率いる住宅金融債権管理機構、のちの整理回収機構の面々だった。そしてその奮闘は、いまなお続いている―知られざる「20年戦争」驚愕と感動の物語。
序章 怪商とあらくれ
[日販商品データベースより]第1章 取り立て前夜
第2章 奪り駒たち
第3章 悪戦が始まった
第4章 不良債権は逃げている
第5章 トッカイがなんぼのもんじゃい
第6章 容赦なき回収は終わるのか
第7章 ミッシングリンクをつなげ
第8章 最後の闘い
終章 勝ったのか
文庫版のための追補「トッカイ」とは何だったのか―大蔵省元銀行局長の証言
狂乱のバブル経済崩壊後の「失われた20年」のさなか、日本中の不良債権取り立てに奮闘する国策会社=整理回収機構。そこで働く面々は、その多くがバブル崩壊で破綻した金融機関の出身者たちだった。借り手の側から取り立てる側へ――将棋の「奪り駒」のように回収の最前線に打ち込まれた者たちは、バブル経済に踊った怪商、借金王、ヤクザらと対峙し、ジワジワと追い詰めていく。泥沼の債権回収に奮闘した、男たちの物語。
住専こと、住宅金融専門会社7社は、バブル崩壊により、6兆4000億円にのぼる巨額の損失を負った。
7社はいずれも大手銀行、証券、生保などを母体に設立されたが、80年代末の狂乱のバブル時代、母体行が融資に尻込みした「バブル紳士」たちに巨額の融資を行い、その多くが回収不能となり焦げ付いた。
政府は6850億円の公的資金投入を決めるが、これが世論の強烈な反発を招く。
自民党・橋本龍太郎政権は「住宅金融債権管理機構」を設立し、社長に「平成の鬼平」と呼ばれた中坊公平元日弁連会長を据えた。住専各社から譲渡された不良債権を、できる限り回収することを目指す、「バブルのしんがり」たちの活動は、こうしてスタートしたーー。
文庫版のための追補
「トッカイ」とは何だったのか――大蔵省元銀行局長の証言