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- ひきこもりは“金の卵”
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日経BPM(日本経済新聞出版本部) 日経BPマーケティング
柏木理佳- 価格
- 990円(本体900円+税)
- 発行年月
- 2020年10月
- 判型
- B40
- ISBN
- 9784532264413
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日経BPM(日本経済新聞出版本部)
日経BPマーケティング
柏木理佳
[BOOKデータベースより]
ひきこもり現象をネガティブに捉える必要はない。在宅ワークが定着、自らやりたいことを見つけ、明るく生きていける時代になったのだ。様々な世界で活躍する元ひきこもりたちを取材、生き方・考え方から経済効果まで、新しいライフスタイルとその先に拡がる大きな可能性を描く。
第1章 元ひきこもりの活躍(兄弟全員ひきこもりから、全員が仕事を;ユーチューバーとして自立、高収入も ほか)
[日販商品データベースより]第2章 ひきこもったままでも大丈夫(ひきこもりの行動そのものがマーケットに;マイナス思考からの転換 ほか)
第3章 マイナス思考からの脱出(原因の追究は自己否定をさらに強めてしまう;マイナス思考は1日に6万回も ほか)
第4章 ひきこもりがビジネスで活躍するために(充実してきた学びの場;親と同居していても距離を置けばいい ほか)
第5章 将来、1人でも生きていけるように(金銭面で親が支援しない;コミュニケーション力をつける ほか)
外に出られなくなった若者
“コロナ”問題でさらに増えるプチひきこもり
心配ご無用!
彼らこそ貴重な人財なのです!
いまや大人のひきこもりだけで100万人もいるといわれる。不登校とその予備軍は中学生で8人に1人。そのうち8割が、そのまま大人の「ひきこもり」になるとも。
しかし、こうした現象をネガティブに捉える必要はない。彼・彼女らの多くはPC技能に長け、インターネットやSNSを駆使し、アニメやイラストの世界にも長じている。ユーチューバーやプロのゲーマーとして、あるいはインフルエンサーとして、マーケティングなどの世界で影響力を持つ存在も増え、下手な会社員よりよほど高収入を得ている。
あるいは自らの経験を活かし、ひきこもり達が安心して学べ、かつ地域社会と交流しながら少しずつ収入を得られるフリースクールを運営したり、農業体験を勧めることで過疎地の頼れる存在として輝きを取り戻した元ひきこもりもいる。
学校や会社に行かなくても、組織に所属しなくても、自らやりたいことを見つけ、立派に生きていける時代になったのだ。
見方を変えれば、ひきこもりの彼・彼女はビジネスにとって“金の卵”。コミュニケーション力のあるパート主婦やアルバイト学生、定年後のボランティアなどと組みながら、大事な人財としてうまく活かしている企業も増えている。さらにそのライフスタイルに着目すれば、巨大なマーケットとしても期待できるのだ。
本書は生活経済ジャーナリストとして活躍する著者が、自身の子も不登校、親戚にも不登校児がいたことから不登校専門訪問員の資格を取得、キャリアカウンセラーの資格も活かし、ひきこもり問題の現場を取材、彼・彼女らが活躍する様々な実例を紹介し、この問題を明るくとらえ、未来を展望する。