中国・台湾・香港の現代宗教

政教関係と宗教政策
中国社会研究叢書　２１世紀「大国」の実態と展望　９

明石書店
櫻井義秀　

• 価格: 4,180円（本体3,800円＋税）
• 発行年月: 2020年09月
• 判型: 四六判
• ISBN: 9784750350875

内容情報

[BOOKデータベースより]

第１章　中国における三つの宗教市場―赤色・黒色・灰色の宗教市場
第２章　現代中国におけるチベット仏教と漢族の交流と課題
第３章　国家をかわす―現代中国における回族のインフォーマルな宗教活動
第４章　キリスト教系ＮＰＯの障害児養護を通じた公共領域への展開―中国のキリスト教復興と公民社会を考察する端緒として
第５章　現代中国における新興家庭教会の公開化路線―北京守望教会の「山の上の町」教会論を中心に
第６章　香港の基督教と雨傘運動
第７章　台湾における宗教参加と宗教認知の多元性―宗教団体固有の宗教性とは何か
第８章　台湾における伝統的宗教文化の社会的位置づけ―「環保（エコ）祭祀」をめぐる抗議運動からの考察
第９章　台湾における忠烈祠の形成と変容

[日販商品データベースより]

現代中国における宗教のダイナミズムとは、宗教復興と宗教統制のせめぎ合い、宗教団体と中国共産党との駆け引きといえる。近現代の中国・台湾・香港における宗教統治から中国宗教の趨勢までを国家による統制を手掛かりに社会学的視点から考察する。