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- 百囀
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大石悦子句集
令和俳句叢書 鶴叢書 第355篇 1
- 価格
- 3,080円(本体2,800円+税)
- 発行年月
- 2020年07月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784781412597
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[BOOKデータベースより]
第六句集。
夏の鴨(平成二十四年)
[日販商品データベースより]青葉木菟(平成二十五年)
鴛鴦(平成二十六年)
白鸚鵡(平成二十七年)
画眉鳥(平成二十八年)
ほととぎす(平成二十九年)
百千鳥(平成三十年)
梟(平成三十一年)
◆第六句集
画眉鳥を加へ百囀ととのひぬ
『百囀』は『有情』につづく私の第六句集にあたります。平成二十四年から平成の代の終わる平成三十一年四月までの三五七句をもって一集としました。
書名とした「百囀」は多くの鳥の囀りのことで、大阪の郊外にあるわが家へ、四季をとおしてやってくる野鳥への親近の思いをこめて名づけました。(著者)
◆自選十五句より
天地を束ねし結柳かな
一人居る五日となれば糟湯酒
負暄してうまうま老いぬわれながら
硯北といふみどりさすひとところ
オリオンに一献シリウスと一献
鴛鴦の絢爛と流れゆきたる
根のもの厚く切つたる雑煮かな
春の山とは父もゐき母もゐき
擬態して自切して竹節虫枯る
蕪村忌の青楼の黒框かな
画眉鳥を加へ百囀ととのひぬ