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- 週刊 東洋経済 2020年 7/18号
-
週刊 東洋経済新報社
- 価格
- 730円(本体664円+税)
- 発売日
- 2020年07月13日
- 判型
- A4変
- JAN
- 4910201330706
- 雑誌コード
- 20133-07/18
ビジネスリーダー必読の本格派総合経済誌
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日本での新型コロナウイルス感染者数や死者数が少ないことについて、「日本人のまじめさや清 潔好きのおかげ」といった論調もあります。しかし、子細に振り返ると、とても褒められたものでは ありません。PCR検査、医療体制、ワクチンや治療薬の開発、経済対策……。その場しのぎで何 とか対処したというケースが散見されます。
次の感染拡大に向けて何をすべきなのか?第1波における日本勝利のミステリーについて徹底 検証し、第2波への適切な備えについて考えていきます。
【特集】コロナ徹底検証
Part1 [ 政策 ]の功罪
8割削減にバッシングの嵐 「自粛過剰」批判は妥当か
コロナ禍を克服できるか 石油ショックからの教訓
リスクに見合った賢い対策を 経済や学業の犠牲は限界
重要情報がわからず検証不可能 疑惑深まる持続化給付金
悪影響は卒業後も続く 全国一斉休校の深い爪痕
Part2 [ 第1波 ]を検証
なぜ死者数が少なかったのか “日本勝利”のミステリー
「感染を抑え込めたのは ただ運がよかっただけ」●神戸大学大学院 教授 岩田健太郎
「教訓」生きず、PCR目詰まり 気づけば感染対策の後進国
“命の砦”で何が起きていたのか そのときICUは地獄だった
「もう次の波は来ている 短期間で体制構築を」●国立国際医療研究センター 大曲貴夫
Part3 [ 第2波 ]に備える
往来再開が「第2波」の引き金に? 水際対策の難しい舵取り
「五輪選手の感染対策 実務はかなり難しい」● 国際医療福祉大学医学部教授 和田耕治
「接触確認」の可能性と限界 ITで感染を予防できるか
「行政とIT企業が連携し ビッグデータを活用せよ」 ●慶応大学医学部教授 宮田裕章
感染爆発の米国、ブラジル 経済活動再開の視界不良
「コロナは貧困国を直撃 制圧には時間がかかる」 ●世界エイズ・結核・マラリア対策基金 局長 國井 修
PCR検査の拡充と新手法の開発 検査難民は解消されたのか
国益を懸けた開発競争 ワクチン開発 各国が火花
「感染症に強い街づくりへ 人の移動の見直しも重要」 ●北海道大学大学院教授 西浦 博
スペシャルリポート
香港問題めぐり米中激突 加速するデカップリング
国家安全法で香港を取り仕切る男の“度量”
ニュース最前線
東芝vs.モノ言う株主 取締役選任案めぐる攻防戦
不振の国内販売をテコ入れ 日産