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- 食の記号論
-
食は幻想か?
叢書セミオトポス 15
- 価格
- 2,970円(本体2,700円+税)
- 発行年月
- 2020年06月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784788516823
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[BOOKデータベースより]
食べることはなぜこれほどまでに「めんどう」なのか?食べるとは生きているもの、死んだもの、腐ったものを喰らうこと。このみもふたもない現実(自然)を覆い隠すためにひとはさまざまな工夫(文化)をこらす。レヴィ=ストロース「料理の三角形」から、食べないこと、家庭料理、「目玉焼きの食べ方」、「ヘボ(スズメバチ)追い」などまでを題材に、「食の記号論」を大展開。
第1部 食の現在(食べないことの哲学 ラフスケッチ―『食べることの哲学』の余白に;「手作り」とは何か?―家庭料理のアクターネットワーク論;第1セッション「食の原点と現在」を終えて)
[日販商品データベースより]第2部 マンガが描く食(マンガが描く食―『目玉焼きの黄身いつつぶす?』と行為としての“食べること”)
第3部 食の両義性(「ヘボ追い」から全体討論へ;「ヘボ追い」ってなに?;全体討論 食の両義性)
第4部 記号論の諸相(モンスターに触れること―『キング・コング』における特殊効果のリアリティ;批判的常識主義に基づくパースの知覚論―直接知覚と間接知覚をつなぐ二重のアブダクション;“モニュメント”という記述方法―二〇〇〇年代のクシシュトフ・ヴォディチコ)
食べるとは生きているもの、死んだもの、腐ったものを喰らうこと。この身もふたもない現実(自然)を覆い隠すため人は様々な工夫(文化)をする。食べないこと、料理レシピ、「目玉焼きの食べ方」、「へぼ」追いなどを題材に、「食の記号論」を展開。
*レヴィ=ストロースの「料理の三角形」をベースに「食べることの野生」回復への路をさぐる。
*おおひなたごう『目玉焼きの黄身いつつぶす?』、手塚治虫『ロストワールド』に、食と性の密かな関係をさぐる