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[BOOKデータベースより]
第1章 安倍政権の特異な性格と自民党改憲草案
第2章 復古主義と現実主義のはざま
第3章 安倍政権の暴走と議会制民主主義の矛盾
第4章 立憲主義だけで闘えるのか―近代個人主義と民主主義の限界を問う
第5章 自民党改憲草案の論理と真の愛国心
第6章 近代民主主義の矛盾とポピュリズム
第7章 国家と道徳教育―教育支配への対抗軸を考える
第8章 道徳教育の教科化への向き合い方―市民社会論の立場から
憲法原理が定着しつつある現在の日本社会が、簡単に戦前型社会に戻るとは考えにくい。私自身、成熟社会論の立場からそのように論じてきた。しかし本書で批判したような自民党憲法草案(二〇一二年)の反近代的、復古主義的性格、またそれを先取りした道徳教育の教科化すなわち、かつての修身科型道徳教育の復活などをみると、予断は許されない。
自由と多様性を重視する現代市民社会は、グローバル化による国民的アイデンティティの揺らぎのなかで、排外的右派ポピュリズムのような全体主義的政治傾向に対して、抵抗力を欠くところがある。それは個人主義と議会制民主主義が固有の弱点を抱えているからである。
本書出版の主旨は、そのような時代の傾向に対する危機感から、全体主義的復古主義に対抗する新たな戦略を提案するところにある。(「あとがき」より)
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