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- 近世都市の常態と非常態
-
人為的自然環境と災害
- 価格
- 7,700円(本体7,000円+税)
- 発行年月
- 2020年02月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784585222675
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[BOOKデータベースより]
自然と人間の相互関係を連環のなかに捉えかえす。災害という「非常態」の解明には、前提として当該期の人間社会の「常態」が如何なる状況にあったのかを把握しておくことが必要である。人間社会に不可欠である「水」に着目し、近世都市において、水がどのようなシステム・環境の元に制御され、また、災害によりどのような変化・対応を強いられたのかを、学融合・比較という観点から解明。人為的自然としての人間社会の動態のなかに災害を位置づけ、環境史研究の新たな方法論を模索する。
近世都市の常態と非常態
[日販商品データベースより]第1部 後背地と人為的自然環境(江戸の水害と利根川・多摩川水系;自然改造の結果としての都市空間・江戸;嵐・洪水とロンドンの発展―一三〇〇〜一五〇〇年)
第2部 インフラの機能と維持(遺跡からみた都市江戸の上下水道の管理;江戸城堀の浚渫について―一七六五年(明和二)の岡山藩による堀浚を中心に;堀川の浚渫と土砂堆積、そして洪水―江戸、本所・深川の地域的特質 ほか)
第3部 水害と対応(一八五六年(安政三)東日本台風経路の復元;一八五六年(安政三)東日本台風の被害状況と江戸の対応;氾濫を防げ―一八世紀後半のプラハ(ボヘミア)における行政組織の洪水管理政策)
災害という「非常態」の解明には、前提として当該期の人間社会の「常態」が如何なる状況にあったのかを把捉しておくことが必要である。
人間社会に不可欠である「水」に着目し、近世都市において、水がどのようなシステム・環境の元に制御され、
また、災害によりどのような変化・対応を強いられたのかを、学融合・比較という観点から解明。
人為的自然としての人間社会の動態のなかに災害を位置づけ、環境史研究の新たな方法論を模索する。