[BOOKデータベースより]
朔は一年ぶりに家へと帰ってきた。朔と弟の新は、一昨年の大晦日、父親の故郷で正月を迎えるために高速バスで仙台に向かい、バスが横転する事故に巻き込まれた。大晦日に帰省することになったのは、新が母親とぶつかったのが原因だった。本来の予定より一日遅れでバスに乗ったことが、運命を変えたのだ。事故によって、朔は視力を失った。そして、長距離走者として注目を浴びていた新は、ランナーとしての未来を自ら閉ざし、高校に進学した後も走ることをやめた。そんな新に、突然、朔が願いを伝える。「伴走者になってもらいたいんだ、オレの」激しく抵抗する新。だが、事故に巻き込まれたのは自分のせいだという気持ちもあり、兄の願いを断ることはできなかった。かくして兄と弟は、一本のロープをにぎり、コースへと踏み出してゆく―。ブラインドマラソンは、兄弟の絆を再生するのか。
[日販商品データベースより]第58回野間児童文芸賞受賞作品。
兄の朔(さく)が1年ぶりに家へと帰ってきた。朔と弟の新(あき)は、一昨年の大晦日、父親の故郷で正月を迎えるために高速バスで仙台に向かい、バスが横転する事故に巻き込まれた。朔は視力を失い、盲学校での生活を送っていたのだ。大晦日に帰省することになったのは、新が母親と衝突したことが原因だった。本来の予定より一日遅れでバスに乗ったのが、運命を変えたのだ。
中学時代、新は長距離走者として注目を浴びていたが、ランナーとしての未来を自ら閉ざし、高校に進学した後も走ることをやめた。
そんな新に、突然、朔が願いを伝える。
「伴走者になってもらいたいんだ、オレの」
激しく抵抗する新だったが、バスの事故に巻き込まれたことへの自責の念もあり、その願いを断ることはできなかった。かくして兄と弟は、1本のロープをにぎり、コースへと踏み出してゆく――。
日本児童文芸家協会賞を受賞し、2年連続で夏の読書感想文全国コンクールの課題図書に作品が選出された児童文学界屈指の書き手、いとうみくが渾身の書き下ろし! 東京オリンピック・パラリンピックをむかえる2020年、ブラインドマラソンを舞台に、近いからこそ遠くに感じる兄弟、家族の関係を描き切った物語を刊行します。
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すごい、すごい・・・
やっぱり、いとうみく氏は、すごいです
兄弟の名前
仙台の祖父母のうちに向かう高速バスでの事故
兄、朔(さく)の失明
弟、新(あき)の心のぐちゃぐちゃ
母との確執
家族だから、見えないもの、わからないもの
ブラインドマラソン
障がい
個性ある人との出逢い
異性と個性
伝え方
受け入れるーということ
怒りや、後悔
どうしようもない現実
周囲の目ーそれは、自分自身が勝手につくってる???
ぐちゃぐちゃ の心の糸を
解きほぐすかのような
す、すみません
文章にできない位に
いろいろな思いが溢れてきます
なんたって、吉瀬くんが出てきた!!!
なんとなく
なんとなく「車夫」の感覚が思い出されていたんです
で、名前を伏せて、初対面で・・・
あれ、この素敵な感じは・・・
と、思ったら、車夫の吉瀬くんじゃありませんか!?
素晴らしい!!
本当に、素晴らしいです
人生きれいごとだけではありません
でも、思春期、純粋な時期に
いろんなことで悩んで、悩んで、いっぱい悩んで
自分が体験してないことを
こういう作品で想像し
よくわからない「自分」の幅を広げて
成長していってほしいなぁ
と、思います
ブラインドマラソン、障がいについても
ものすごく取材、勉強したのではないでしょうか
関わっている方々の
素敵な、個性ある人間性を
うまく引き出してくださっているように
思います
また、この作品といとうみく氏を
若いママに
お薦めしてきました(笑(しいら☆さん 50代・宮城県 )
【情報提供・絵本ナビ】