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- 韓国徴用工裁判とは何か
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- 価格
- 682円(本体620円+税)
- 発行年月
- 2020年01月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784002710174
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[BOOKデータベースより]
元徴用工の慰謝料請求権を認めた韓国大法院の判決は、なぜ画期的かつ正当と言えるのか。問題に正面から向き合うため、そして被害者を救済し、尊厳を回復するために必要なこととは―動員の全貌、過酷な実態、実質的な補償を拒み続ける政府の欺瞞、そして“解決済み”論の不当性を明らかにする。(附録資料:朝鮮人強制動員企業現在名一覧)
第1章 朝鮮人強制動員の経過(徴用工とは;募集による動員;官斡旋による動員;徴用による動員;日本への労務動員数;軍務動員数)
[日販商品データベースより]第2章 朝鮮人強制労働の実態(企業文書からみた動員;行政文書からみた動員;企業への強制動員―日本製鉄と三菱重工業;証言から見た強制労働)
第3章 被害回復のない戦後処理―未払金供託・日韓請求権交渉(返還されなかった未払金;日韓請求権交渉;「すべての請求権」とは;不当な「救済なき権利」論)
第4章 韓国徴用工判決の意義(韓国大法院の徴用工差し戻し判決(二〇一二年);光州地方法院の三菱名古屋判決(二〇一三年);韓国大法院徴用工判決(二〇一八年);日本政府の対応;植民地合法論批判)
第5章 植民地責任をとるために(強制労働は歴史的事実;基金の設立による包括的解決を)
日本企業への賠償を命じた韓国大法院判決は,なぜ画期的かつ正当なものとなったのか.数多くの資料と証言から明らかになる,徴用工動員のメカニズムと規模・実態,そして戦後の未払金処理と日韓交渉の問題点とは.研究の第一人者による,強制動員否定論の誤りを糾し,徴用工問題を真に理解・解決するための必読書.