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[日販商品データベースより]
特集:本の雑誌が選ぶ2019年度ベスト10
さあ、今年も年間ベスト10の季節がやってきた! 「本の雑誌」1月特大号は、待ってましたのベスト10特集号。本の雑誌が選んだ2019年度ノンジャンルのベスト10に、鏡明のSFベスト10、池上冬樹のミステリーベスト10、佐久間文子の現代文学ベスト10、栗下直也のノンフィクションベスト10、縄田一男の時代小説ベスト10、そして北上次郎のエンターテインメントベスト10と並ぶ、怒濤のベスト10七連発だ! さらに作家、評論家、翻訳家など総勢32名が選ぶ「私のベスト3」、もちろん忘れちゃいけない読者のベスト1もあるぞ! のベスト尽くしの大特集。珍鳥標本に北極のサメが飛び交い、メタなツッコミに滋賀県民が大喜びする中、営A営B発人が一致団結。三人の熱烈推薦でベスト1に輝いたのは、本年度のピカイチエンタメ『〇望〇の〇プン〇〇ル』! 愛とパッションがあふれる嵐のベスト10攻勢で2019の面白本は一目瞭然。正月休みの読書計画もこれで万全だ。
新刊めったくたガイドは、小財満が『隠された悲鳴』に込められたボツワナの人々の叫びにうーむと唸れば、林さかなは『ヒア・アイ・アム』が語る私たちの人生に喝采。大森望が当代日本最高の物語の18年ぶりの長篇を寿げば、千街晶之は小役人が頑張る佐藤亜紀『黄金列車』をイチ推し。大塚真祐子が生きていくことの理を問う青山七恵『私の家』にどっぷり浸れば、本誌初登場冬木糸一は現在進行形の危機を扱う『危機と人類』をぐいぐい強烈に読んでよろしく。そして北上次郎は小野寺史宜の新刊『まち』を2ページのほとんどを使って絶賛。さあ、おじさんが名づけた「砂町銀座クロニクル」とはなにか。「筧ハイツ・クロニクル」と合わせて読んでみよう!
そして今月は新年特別企画として2019年の出版界トピックスを振り返る「真っ黒い新年会」が登場! おなじみ「黒い昼食会」と合わせて出版界の今におおいにツッコムのだ。さらに、冬木糸一の新刊ガイドに加え、石川春菜、田中香織、下井草秀3氏の強力連載もスタート。表紙も変わり、本文デザインも一新して、ますますパワーアップの「本の雑誌1月号」と「おすすめ文庫王国」があれば、正月休みの読書計画も迷うことなし! こたつにみかんを用意して読書三昧のこの世の春を堪能するのだあ!