唯物論研究年誌 第２４号

貧困の〈隠され方〉ー不可視化の力学を読む　

大月書店
唯物論研究協会　

• 価格: 3,850円（本体3,500円＋税）
• 発行年月: 2019年10月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784272439140

内容情報

[BOOKデータベースより]

特集　貧困の“隠され方”―不可視化の力学を読む（貧困の“隠され方”―不可視化の力学を読む　特集にあたって；座談会　沖縄が可視化した子ども・若者の貧困と課題；ワーキングプア再論―低賃金のままで貧困改善は可能か？；貧困に対するペダゴジックなまなざし―主として学校教員のそれについての検討を通じて；承認をめぐる闘争と欲求の基礎理論―承認の自己実現モデルと自己愛モデルを手掛かりに；貧しさを描く―現代日本の貧困表象をめぐるポピュラー・ポリティクス；インタヴュー　困難を抱える女性たちの“船着き場”を作るために）
レヴュー・エッセイ　「学生の貧困化」から読み解くブラックバイト・奨学金問題
思想のフロンティア（「アーバンスポーツ」と二〇二〇東京オリンピック―国際オリンピック委員会が期待する「スポーツの都市化」とは何か？；マルクス生誕二〇〇年記念国際シンポジウム報告―フレッド・モズリーの『資本論』解釈をめぐって）
研究論文（在日南米系第二世代の移行期―中卒青年の労働経験からみる自立の資源形成；革命の必然化をめぐる問い―ルイ・アルチュセールにおけるマキャベリ及び精神分析）

[日販商品データベースより]

生活保護バッシングなど自己責任論が力を増す中で、貧困は社会問題として見えづらくなっている。子育て世帯や女性、沖縄や地方圏など深刻さを増す貧困の実態とその現代的な姿を描き、貧困を隠すメカニズムを浮かび上がらせる。