- 在庫状況:出版社よりお取り寄せ(1週間程度で出荷)
- 奄美
-
中田實歌集
月光叢書 03
皓星社
中田實
- 価格
- 2,200円(本体2,000円+税)
- 発行年月
- 2019年09月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784774406848
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
-
名句の所以
-
小澤實
価格:2,420円(本体2,200円+税)
【2018年09月発売】
-
瓦礫抄
-
小澤實
価格:2,420円(本体2,200円+税)
【2022年12月発売】
-
百鬼の目玉
-
齋藤實
価格:1,650円(本体1,500円+税)
【2019年12月発売】
-
絵空事羅人どん
-
田中實
価格:1,324円(本体1,204円+税)
【2017年10月発売】
ユーザーレビュー
この商品に寄せられたカスタマーレビューはまだありません。
レビューを評価するにはログインが必要です。
この商品に対するあなたのレビューを投稿することができます。
[BOOKデータベースより]
奄美(血脈;波紋;啓蟄 ほか)
[日販商品データベースより]蒼氓(あかねさす駅;蒼氓;樹々の声 ほか)
カンボジア(Kに;風の音;革命家 ほか)
とろとろと漆黒の闇に火の生れる轟なるもの火のかたち見ゆ
樹木、昆虫、鳥類が鋭い暗喩となって戦後の日本を、滅亡に向かってひた走る現代文明を指弾してやまない。中田實の、滅びゆくものに向ける眼差しはひたすらにやさしい。(福島泰樹)
月光の会を長年支え続けた中田實の血潮が宿る第一歌集。
以下歌集より抜粋
昭和二十六年十二月三十一日曇天の横浜港 父は「日本」に降り立つ
総革の膝元までのコート垂れ累累続く死者の群れたち
分水嶺の左に流れ日本海へ 分かれの悲しみが滲む手の甲
北緯三十度線の国境よ荒海よ 密航者俺の眼に屋久島聳ゆ
両腕の肘より先の無き夢を ただ夢に見き哭いて見てゐし
炎天の蜘蛛の糸にぞ絡められ八月の?は風邪に揺らぐを