- 王朝漢詩叢攷
-
研究叢書 514
和泉書院
本間洋一
- 価格
- 9,350円(本体8,500円+税)
- 発行年月
- 2019年08月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784757609150
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[BOOKデータベースより]
和漢比較文学研究の基本的論集。勅撰漢詩集の成立をめぐる論、『菅家文草』の本文の誤写を指摘し、道真漢詩の解釈に新たな三論、書の「三蹟」と漢詩世界との関わり、見過ごされてきた『屏風土代』などの表現を解読する二論、『本朝無題詩』『中右記部類紙背漢詩』と『白氏文集』の関係を明らかにする二論、漢詩の多様な飲酒詠の表現世界の特質を論じ、白詩と比較対照する二論を収録。また、王朝漢詩と海外をめぐる二論では、朝鮮半島や宋朝との関係から東アジア世界の交流に注目し、「筧」をめぐる漢詩と和歌の表現の相違に視点を当て、近代詩歌(若山牧水・高村光太郎)と漢詩の関係の論を所収。
嵯峨帝と漢詩人達
[日販商品データベースより]『菅家文草』をめぐって―菅原道真没後一一〇〇年に向けて
菅原道真の漢詩解釈臆説―交遊詩をめぐって
『菅家文草』断章―漢詩の本文と解釈をめぐる覚書
宮廷文学と書―「三蹟」と詩人をめぐる箚記
『屏風土代』を読む―大江朝綱の漢詩をめぐって
『本朝無題詩』と白詩
院政期漢詩と白詩をめぐる箚記
王朝漢詩の飲酒詠管見―語彙・故事をめぐる覚書として
白居易の飲酒詩と平安朝漢詩
漢詩とその背景―北東アジア史の一齣から
王朝漢詩と海彼―東アジアの漢詩をめぐる憶説
筧“かけひ”の見える風景―漢詩と和歌と
日本文学と中国古典漢詩をめぐる断章
平安時代の漢詩の表現世界を追求する十四篇の論考を収めた著者二冊目の論文集。勅撰漢詩集の時代、菅原道真の漢詩の新解釈、「三蹟」と漢詩の世界、院政期漢詩と『白氏文集』、飲酒詩や筧の詩歌などに言及する。