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- 荒地
-
The Waste Land
- 価格
- 3,190円(本体2,900円+税)
- 発行年月
- 2019年07月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784861106491
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[BOOKデータベースより]
「世界」とは一人一人の頭蓋の中にうつった「絵」に過ぎない―“孤独”という時代の病理をえがく『荒地』を、清新な日本語訳でよみ直す。
荒地(死者の埋葬;チェスの虜;火の説教;水による死;雷が言ったこと)
[日販商品データベースより]解説(作者T・S・エリオットについて;『荒地』について)
訳注
テクストの問題(比較校合のポイント;個別事例)
モダニズム詩の金字塔『荒地』の最新訳。長年のエリオット研究で各国語のテクストを読み込んできた著者による精緻かつ清新な訳文は、難解とされる同作の初読者をもエリオット詩の世界観、魅力に浸らせる。一方、付録の解説、訳注、テクストの問題では、作品中における一定のモチーフ群の流用やさまざまな仕掛け、エズラ・パウンドの編集等制作過程の問題に周到に切り込み、歴代の翻訳版に一石を投じる内容となっている。
――『荒地』はつぎはぎのコラージュのような、あるいは映画の予告編のような作品である。一見とりとめのない断片の羅列に見えるかもしれない。しかし実際は一定のモチーフが表現を変えながら繰り返し現れ、作品としてのまとまりを作っている。ここでは主なモチーフを《心が通わない男女》《大戦と帝国》《死と再生》の三つのグループに分けて解説する。(本文より)