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- 玉藻の前
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- 価格
- 968円(本体880円+税)
- 発行年月
- 2019年05月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784122067332
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[BOOKデータベースより]
金毛九尾の狐の物語「殺生石伝説」を下敷きにした、綺堂の長篇伝奇小説。平安朝、妖狐に憑かれ国を惑わす美女になった娘と幼なじみの若き陰陽師の悲恋を軸に、権力闘争にあけくれる殿上人や怪僧らが暗躍する。附録として短篇「狐武者」を収載。装画と口絵は山本タカトによる描き下ろし。本文には井川洗〓(がい)による挿絵を再掲。
[日販商品データベースより]「お前はそれほどにわたしが恋しいか。人間を捨てゝもわたしと一緒に棲みたいか」
「おゝ、一緒に棲むところあれば、魔道へでも地獄へも屹とゆく」
岡本綺堂の稀少な長編小説で、「婦人公論」に連載された。世紀末のファムファタールを思わせる金毛九尾の妖狐と若き陰陽師との悲恋は、人形劇やコミックの原作になるなど人気が高い。
「殺生石伝説」を下敷きに、時代は平安朝。妖狐に憑かれ国を惑わす美女になった娘と、幼なじみの若き陰陽師、権力に憑かれた殿上人や怪僧らが活躍する。付録として同じく妖狐が登場する短篇「狐武者」を収載。