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[BOOKデータベースより]
ファイナンス理論を使い、逸失利益を、簡単に、素早く、正確に算定!
第1章 将来価値の計算方法(基礎編)
[日販商品データベースより]第2章 将来価値の計算方法(応用編)
第3章 現在価値の計算方法
第4章 変動金利に対応した係数表の作り方―係数表の意味
第5章 逸失利益の計算(架空の死亡事案)
第6章 逸失利益の計算―赤い本の計算例を再現
第7章 複数の収入がある場合や給与の増額が予定されている場合
第8章 実務上の他の意思決定に応用
第9章 練習問題―赤い本掲載裁判例を題材に
交通事故の死亡事案で死亡逸失利益を算定する際に、「中間利息控除」という計算を行います。後遺症事案でも、後遺症逸失利益を算定する際に、「中間利息控除」という計算を行います。この計算を行うには、ライプニッツ係数という係数を用います。
これまでは民法の法定金利は5%でしたので、金利5%を前提にしたライプニッツ係数を用いて中間利息を控除する計算をしていました。しかし、改正民法の施行により、法定金利が5%から、いったん3%になり、3年に一度見直される変動金利制が導入されます。そのため、事案によっては異なる係数を用いなければならなくなります。どの事案に、どの係数を用いれば良いのか、そんなことを考えるだけで頭が混乱してきます。
私自身、弁護士になって中間利息控除の計算を初めて行った時、どの係数をどのように使ったら良いのだろうかと悩んだ記憶があります。それが、金利も異なることにより、さらに混乱することになるなんて、考えただけでも気が遠くなりそうです。
私は今、この煩わしい計算をExcelを使って計算しています。エクセルを使って自分で入力するという労力を惜しまなければ、逸失利益の計算がかなり簡素化でき、なおかつ正確に、しかも変動金利にも対応することが可能になります。また、本書で学んだ内容は、中間利息控除の計算に限らず、弁護士として仕事をしていく中で遭遇する、様々な意思決定の場面で応用できるはずです。
本書によって、少しでも実務家の皆さんのお役にたてるようであれば光栄です。