この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- サイレント・コアガイドブック
-
価格:1,100円(本体1,000円+税)
【2014年11月発売】
ゲスト さん (ログイン) |
オンライン書店【ホンヤクラブ】はお好きな本屋での受け取りで送料無料!新刊予約・通販も。本(書籍)、雑誌、漫画(コミック)、洋書など在庫も充実
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
価格:1,100円(本体1,000円+税)
【2014年11月発売】
[BOOKデータベースより]
堀辰雄は西洋文学の素養を活かしつつも古典文学への関心を深め、死や悲劇を作品の中に描いた。だがその内実は、復古主義や死の美化と一線を画す。当時の文献や蔵書を検証し、戦時下と文学者における倫理の所在を追う。
第1部 堀文学に於ける西洋的知性―“芸術家小説”の追求(『美しい村』に於けるゲーテとプルースト―“芸術家小説”の観点から;『風立ちぬ』を生んだ文体と方法論;『美しい村』から『風立ちぬ』へ―合わせ鏡としての両作品)
第2部 堀辰雄の文学―日本古典文学と西洋文学の結節点(『曠野』に於ける達成―“古典回帰”との関連と「不条理」の追求;『姨捨』にみる東西文学の融合―「永遠の女性」について;『姨捨』『姨捨記』と更級日記―保田與重郎との関連;安田興重郎『更級日記』と「日記文学」の受容史について)
第3部 「昭和十年代」と“古典回帰”試論―国文学研究と「日本浪曼派」(堀辰雄と古典文学―実存と“他者”による救いの観照;堀辰雄『魂を鎮める歌』―「万葉集」と「伊勢物語」の連関;反語的精神の萌芽―「日本浪曼派」始発期の可能性と亀井勝一郎『生けるユダ(シエストフ論)』;戦時下の批判的精神―“イロニー”と「反語的精神」)