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[BOOKデータベースより]
シリーズ累計546万部突破の大河歴史ノンフィクション。大日本帝国はなぜ“眠れる獅子”に勝利できたのか?極東の小さな国ニッポンはもがき苦しみながら世界の表舞台に躍り出た。
第1章 大日本帝国の構築3 帝国憲法と教育勅語―知られざる「陰のプランナー」(「歴史学の三大欠陥」がもたらした“徳川綱吉はバカ殿”という誤解;日本歴史学界が陥る「滑稽なまでの史料絶対主義」;「飛鳥時代」というおかしな時代区分を放置し続ける歴史学者たち ほか)
第2章 大日本帝国の試練1 条約改正と日清戦争への道―「文明と野蛮の対決」のリアル(幕末・明治の日本人が朱子学によって「優越思想」に染まっていった「皮肉」;明治最大の課題「不平等条約の改正」を目論み繰り広げられた「鹿鳴館外交」;大隈重信が条約改正の突破口に考え出した「外国人判事の登用」という奇手 ほか)
第3章 大日本帝国の試練2 台湾および朝鮮統治―「同化政策」の成功と誤算(閔妃虐殺を「救国の義挙」と主張する反日韓国人作家金完燮;改革派を弾圧し守旧的な政治を断行した閔妃は「韓国近代化のガン」;言論の自由より「先祖の名誉」が優先する朱子学社会 ほか)
日本はなぜ“眠れる獅子”に勝てたのか?
『週刊ポスト』誌上で四半世紀にわたり連載中の、作家・井沢元彦氏による歴史ノンフィクション『逆説の日本史』。単行本最新刊となる24巻では、明治新政府の骨格とも言うべき大日本帝国憲法の制定から、我が国初の国会開設、そして“眠れる獅子”清国との戦争に勝利し台湾統治に至るまでを読み解きます。
第一章では、伊藤博文・岩倉具視ら維新生き残りコンビが、憲法制定にあたって対立した大隈重信・福澤諭吉の早慶連合を葬った“奥の手”とは何だったのか? そしてその陰で暗躍した「明治国家形成のグランドデザイナー」井上毅とはいったい何者か? など、帝国憲法にまつわる秘話を解説。
続く第二章は、帝国議会の“手強さ”に手を焼く伊藤が打った対抗策と、その議会が紛糾・空転し続けていたにもかかわらず日清開戦に踏み切った謎に関する再検討です。
最後の第三章では、日清戦争で日本が勝利したことにより引き起こされた朝鮮、清国の改革運動、さらに下関条約の結果植民地統治することになった台湾について考察します。
極東の小さな国ニッポンが世界の表舞台に躍り出た明治中〜後期を痛快な“井沢史観”で切り取る、歴史ファン待望の一冊です。
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