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[BOOKデータベースより]
週刊文春好評連載中「木曜邦画劇場」ベストセレクション93本+書下ろし洋画コラム5本。特別企画、ライムスター宇多丸との25000字対談。
木曜邦画劇場(『血と砂』;『仁義の墓場』;『影の車』;『吸血鬼ゴケミドロ』;『夜がまた来る』 ほか)
[日販商品データベースより]木曜ロードショー(『ヘザース/ベロニカの熱い日』;『死にゆく者への祈り』;『マイライフ・アズ・ア・ドッグ』;『コマンドー』;『恋愛小説家』)
スペシャル対談 ライムスター宇多丸×春日太一「俺たちには映画しかなかった」
映画史・時代劇研究家の春日太一さんが、偏愛する邦画を思い入れたっぷりに紹介する週刊文春の連載コラム「木曜邦画劇場」待望の単行本化です。過去6年、300回を超す連載から「これこそ春日太一を作った映画である」というコラム93本を自選しました。時代劇から、SF、ホラー、怪獣、角川、ヤクザ、ニューポルノ、ミステリー、そしてアニメまで自在にジャンルを横断し、大作、名作はもちろん、他の映画本では紹介されないであろうB級の怪作、奇作も収録しています。加えて、単行本特別企画として、愛する「洋画」についてのコラムを書きおろしました。時代劇研究家である春日さんが愛する洋画とは――? さらに、特別企画第二弾としてライムスター宇多丸さんと「わが青春時代の映画」をテーマに濃厚な対談を敢行。お二人が映画に耽溺していた80年代〜90年代の映画を語りつつ、春日青年の迷走する青春時代を振り返ります。映画との出会い、デートで初めてみる映画は何が正解か、自戒を込めて説く、若者が評論家気どりで映画を語るイタさ、など身に覚えのある読者も多いはず。春日さんは「はじめに」でこう綴ります。『本書は「映画という泥沼」にハマりこんだ一人の男の姿を映し出したドキュメントでもある。映画でしか救われない魂があった。そんな想いが、少しでも届いてくれたら――と思う。』。単なる映画コラム集ではなく、青春の苦さ、イタさ、そして素晴らしさを「映画」というフィルターを通して縦横無尽に語る1冊です。