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[BOOKデータベースより]
共苦(コンパッション)と憐憫(ピティ)―苦難に遭えば遭うほど、自分のことはさておいて、さらに苦しんでいる人々に手をのべずにはいられなくなる。東日本大震災後に顕わになったそんなエートスは、どこにいってしまったのだろう。災害後の社会を覆う「反動感情」を撃つ、神山思想の現在形。
1 思想の現場から(日本国憲法と本土決戦―柄谷行人『憲法の無意識』への系譜;個人の生を超えてゆくもの―吉本隆明『全南島論』の思想を接ぎ木するために ほか)
[日販商品データベースより]2 文学の現在(詩の不自由について;黒田喜夫の葬儀の場面から ほか)
3 批評の実践(批評の精髄―江田浩司『岡井隆考』;究極的な批評の形式―詩論展望 ほか)
4 対話から照らされる思想(遠藤周作『沈黙』をめぐって―若松英輔との対談)
3・11の災害のなかで顕わになった日本人のエートス――苦難に遭えば遭うほど、自分のことはさておいても、さらに苦しんでいる人々に手をのべずにはいられなくなるというエートスは、どこにいってしまったのだろう。近年の注目すべき文芸作品を読み解きながら、災害後の社会を覆う「ニッポン・イデオロギー」という「反動感情」を撃つ、神山思想の現在形。『二十一世紀の戦争』(2009・思潮社9784783716518)『サクリファイス』(2015・響文社)に続く文芸評論集。
巻末に遠藤周作『沈黙』をめぐる若松英輔氏との対談を収録。