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[BOOKデータベースより]
1989年12月、マルタ島で米ソ首脳が「冷戦の終結」を宣言。世界はかつてない歴史の大変動に見舞われた。平成の始まりは内外ともに歴史の大変動期と重なっていた。連動して日本でも、55年体制が終焉。大きな政治転換が起こり、バブル崩壊という経済の大変動にも晒された。連立政権が成立しては崩壊し、政党の分裂と合従連衡が繰り返され、「日本の新しい進路」は見いだされぬまま、混乱は今も続く。この激動期に国政に関与し、細川、村山、橋本政権の中枢で重要な政策決定、政治決断に関与した著者が、所蔵する膨大な資料をもとに、平成政治の大政局の表裏面を語る。政治目標であった政治改革や行政改革の正否、政治の劣化の原因を解く。
序章 九〇年代は大転換期
[日販商品データベースより]1章 時代の転換点と自民党の下野
2章 新党さきがけはどうしてできたのか
3章 細川政権ができるまで
4章 細川政権が成し遂げたこと
5章 細川政権の崩壊
6章 羽田政権から村山政権へ
7章 さきがけはなぜ、分裂したのか?
終章 民主党の失敗と日本政治の今後の課題
【社会科学/政治】1989年の冷戦終結で、政治・経済・軍事と世界の戦後秩序は大きく転換し始めた。日本では「改革」の嵐が吹き荒れ、不十分なその場しのぎで日本の針路は不明確なまま今に至る。常に政権に関わり凝視してきた著者が語る日本政治の30年。