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[BOOKデータベースより]
仏像鑑賞が始まったのは、実は近代以降である。明治初期に吹き荒れた廃仏毀釈の嵐、すべてに軍が優先された戦時下、レジャーに沸く高度経済成長期から、“仏像ブーム”の現代まで、人々はさまざまな思いで仏像と向き合ってきた。本書では、岡倉天心、和辻哲郎、土門拳、白洲正子、みうらじゅんなど各時代の、“知識人”を通して、日本人の感性の変化をたどる。劇的に変わった日本の宗教と美のあり方が明らかに。
序章 仏像巡りの基層
[日販商品データベースより]第1章 日本美術史の構築と仏教―明治期
第2章 教養と古寺巡礼―大正期
第3章 戦時下の宗教復興―昭和戦前期
第4章 仏像写真の時代―昭和戦後期(1)
第5章 観光と宗教の交錯―昭和戦後期(2)
終章 仏像巡りの現在
寺や仏像と日本人はどのように関わってきたのか。岡倉天心、和辻哲郎、高村光太郎、土門拳、白洲正子、みうらじゅんなどを通して、この国の宗教と美のかたちを浮き彫りにする。