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- 上代文学と木簡の研究
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- 価格
- 12,100円(本体11,000円+税)
- 発行年月
- 2018年06月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784757608771
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[BOOKデータベースより]
古事記、万葉集の成立や筆録の過程について、上代の国語史を塗り替えるような飛鳥藤原時代木簡などの新出資料の研究を基に、特に文章表記、用字を軸に考察した。従来は等閑にされていた宣命体文章について、和漢混淆文、漢字仮名交じり文の先駆をなすものと考察した著作集第一巻を視野に置き、その研究成果を応用し、発展させたものである。さらに広く、祝詞や風土記などについての考察をも併せて行う。
第1部 文章史から見た古事記の成立(古事記の表記と表現;文の接続にかかわる語をめぐって;記紀の神名と寿詞の表記 ほか)
[日販商品データベースより]第2部 万葉集の表記と用字(万葉集と文字;巻一・巻二の用字と表記;柿本人麻呂作歌の同語異表記について ほか)
第3部 木簡・文書の表記と語彙(上代の金石文・木簡・文書;宣命・祝詞の表記と語彙;古事記と木簡 ほか)
増補 木簡・文書の文字使用に関する一考察―基本的課題をめぐって
1988年に上代の新しい資料として、長屋王家木簡・二条大路木簡など多量の重要な文字資料の出現があった。その後も、飛鳥池遺跡・屋代遺跡・観音寺遺跡等から驚くべき木簡資料が次々と報告された。この時期に当って、木簡の研究をもとに、上代の文学作品についても新たな考察を行なった。