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[BOOKデータベースより]
人権の視点から憲法を読み直す―性急に進む改憲論を批判的に考察。
第1章 立憲主義と憲法改正―憲法を読み直す(「改憲」論議の高まり―日本の立憲主義は危機にあるのか;憲法と立憲主義―国家と国民の関係;憲法制定過程の特徴―「押し付け憲法」論の真偽 ほか)
[日販商品データベースより]第2章 平和と人権―憲法九条から平和的生存権を考える(憲法九条の解釈と運用の変容;戦後改憲論の展開;二〇一七年解散総選挙と憲法九条自衛隊追加論の問題点 ほか)
第3章 家族と人権―憲法二四条・一三条から「個人の尊重」を考える(世界の家族規定と二四条;憲法二四条の制定と「個人の尊重」;日本における男女共同参画の現状 ほか)
近代立憲主義をくつがえす論議が性急に進む状況を批判的に考察。平和主義(9条)の放棄だけでなく、個人尊重(13条)の軽視、男女平等(24条)の形骸化など、憲法がないがしろにされている実態をみる。いまの憲法改正論を考えるにあたって、見逃されがちであり、しかし必須の視座を提供する。