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[BOOKデータベースより]
数千の看取りに立ち会った医師が見た臨終の七不思議。
第1章 病める人はいつ臨終を悟るか
[日販商品データベースより]第2章 突然死という一瞬の死
第3章 忍び寄る臨終の予知
第4章 臨終の苦しみを最小限にする手当て
第5章 安らかに臨終を迎えるための基礎知識
第6章 臨終を迎える病棟の七不思議
第7章 臨終までの余生の生き方を90歳に学ぶ
第8章 最高に幸せな天国への召され方
幸せに死ぬためには「在宅」か?「病院」か? 数千の臨床現場に立ち合ってきた医師が、幸せな臨終のための方法を教えします。
死が近づくと人はどうなるのか。孤独死を防ぐための最善の方法とは。
本書では、なぜ日本人が死と「三途の川」を結びつけるのか、またなぜこの文明社会地獄・極楽という伝説が消えずに脈々と語り継がれているのかなど、われわれの死と生の狭間にある七不思議を考えてみることにしました。そして、これらの古い伝説が医学的にどんな意味を持って日本社会に受け入れられているのか、そのことについても分析を試みます。
死を達観して安らかに天に召されるためには、60歳を過ぎても老い急いではいけません。また、死に急いでもいけません。たった一度の人生なのですから、思い切り満足のできる生き方をして天に召されるべきです。そう心に決めて60歳から暮らしていけば、死を迎えることはけっして怖くなくなるはずです。
死は、けして敗北ではありません。人生を、医療任せにしてはいけません。「亡き母が手を握ってくれた」「夫と愛用車でドライブに行った」――これまで幻覚・せん妄として治療対象であった「お迎え」現象が、死生に向き合う貴重な過程として医療現場で注目されている。死を怖れ、痛みとたたかう患者に何ができるのか、緩和ケア医として2500人を看取った医師が終末期医療のあり方、死との向き合い方を問いかける。