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[BOOKデータベースより]
恋、人生、四季のうつろい。名歌に秘めた百人百様の想いをなぞって体感。脳活に、古典の勉強に。「えんぴつで」シリーズ第11弾!
秋の田のかりほの庵のとまをあらみ我が衣手は露にぬれつつ(天智天皇)
[日販商品データベースより]春過ぎて夏来にけらし白妙の衣ほすてふ天の香具山(持統天皇)
足びきの山鳥の尾のしだり尾のながながし夜をひとりかも寝む(柿本人丸)
田子の浦に打出でてみれば白妙の富士の高嶺に雪は降りつつ(山辺赤人)
奥山に紅葉踏み分けなく鹿の声聞く時ぞ秋は悲しき(猿丸大夫)
かささぎの渡せる橋に置く霜の白きを見れば夜ぞ更けにける(中納粛家持)
天の原ふりさけ見れば春日なる三笠の山に出でし月かも(阿倍仲麿)
わが庵は都のたつみしかぞ住む世をうぢ山と人はいふなり(喜撰法師)
花の色は移りにけりないたづらに我が身世にふるながめせしまに(小野小町)
これやこの行くも帰るも別れては知るも知らぬも逢坂の関(蝉丸)〔ほか〕
恋、人生、四季のうつろい。名歌に秘めた百人百様の想いを、なぞって体感しませんか。日本でもっともなじみ深い歌集でありながら、その成立や撰歌の背景に多くの謎を秘めた「百人一首」、累計150万部のシリーズ第11弾です!
◆謎解きを楽しみながら、それぞれの歌の魅力に迫る
なぜ一番歌が天智天皇歌なのか、本当の歌の作者は誰なのか、ライバルの歌人たちの歌が並んでいるのはなぜか、撰者定家の意図は……? 百人一首には知られざる謎が多く秘められています。謎解きを楽しみながら、歌の新たな魅力を感じてください。
◆自宅にいながら古典に触れる。声に出し、なぞって味わう百人一首
かるた遊びでおなじみの歌をなぞりながら声に出してみましょう。枕詞、本歌取りなど、和歌の技法を踏まえた解釈により、その歌の主題、ひいては味わいが大きく広がります。
◆第一人者による解説、作者紹介、訳注など充実の内容
百人一首研究の第一人者で、京都・嵐山の時雨殿館長である吉海先生による監修。作者紹介、訳注など、最新の研究成果を紹介しています。
◆えんぴつシリーズ、読者の声、続々!
・「脳活」にぴったりと、これまでのシリーズを続けています。
・手書き文字のやさしさに満足、一日分の長さもちょうどよく、毎日音読してから字の練習をしています。大切に使いたいと思います。
・母の日に娘が買ってくれました。新しい人生が始まったような気持ちになりました。
◆著者プロフィール
書――大迫閑歩 1960年鹿児島県生まれ。本名・大迫正一。筑波大学芸術専門学群卒業。同大学院修士課程修了。現在、九州女子大学共通教育機構准教授。漢字の古い書体を中心にした研究、作品制作を続け、後進の指導にあたっている。書として『えんぴつで奥の細道』『えんぴつで方丈記』『えんぴつで論語』など。
監修――吉海直人 1960年長崎県生まれ。同志社女子大学表層文化学部教授。小倉百人一首文化財団理事。著書に『百人一首で読み解く平安
時代』(角川選書)、『百人一首の正体』(角川ソフィア文庫)、『百人一首かるたの世界』(新典社新書)など。