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[BOOKデータベースより]
佐藤―左園門府の役人になった藤原氏。鈴木―熊野の神官。語源は「藁塚」。高橋―奈良の「高い橋」に因む朝廷の料理番。田中―日本の原風景を名乗った農民たち。渡辺―水軍で知られる大阪発祥の一族…2500超の名字の謎がいま明かされる!
序章 名字のルーツを探る(名字はいつからあるか;古代からあるのは氏や姓 ほか)
第1章 由来で探るルーツ(地名に由来する名字;ルーツが1か所の「渡辺」と「佐々木」 ほか)
第2章 先祖で探るルーツ(姓を使用している名字;武蔵七党の名字 ほか)
第3章 分布で探るルーツ(ネット上のランキングの盲点;東西の境目 ほか)
第4章 ルーツ探しの彼方に(日本人の名字とは;名字と漢字の問題 ほか)
名字には日本人と一族の歴史が隠されている
日本には10万とも20万ともいわれる名字がある。それだけ世界に類を見ない数の家系が受け継がれてきたことを意味する。古代豪族の末裔、地形・地名由来、職業由来など、名字ひとつで先祖が生きてきた土地や生業が推測できる。
バラエティ豊富なことで、名字に関する誤解も多い。例えば、「江戸時代以前は武士以外に名字はなかった」というもの。学校でそう習ったという人も多いが、事実は「武士以外は名字を“名乗ること”が許されなかった」だけ。遅くとも室町時代には庶民が名字を持っていたことを示す文献も残っている。
もう1つの誤解は、図書館の分厚い名字事典に関係する。それらには何万もの名字が収録されているが、大半は家系図などが残されている武家、公家、名家のもので、国民の9割を占めた農民、町民のルーツはほとんど示されていない。「藤」が付く名字のすべてが藤原氏の末裔ではないのである。
庶民の名字を研究してきた第一人者であり、NHK番組「日本人のおなまえっ!」のコメンテーターとして知られる著者は、本書で約2500の名字のルーツを解説した。これを読めば、ほとんどの日本人が自分のルーツの一端を知ることになるだろう。
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