- フロックの確率
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Fluke The Math and Myth of Coincidence
日経BP 日経BPマーケティング
ジョセフ・メイザー 松浦俊輔- 価格
- 2,420円(本体2,200円+税)
- 発行年月
- 2017年06月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784822285494
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[BOOKデータベースより]
宝くじに4回当たった女性、マイアミで呼んだタクシーが3年前にシカゴで呼んだタクシーと同じ運転手だった女性、被疑者2名に全く同じDNA鑑定結果が出てしまった事件…それらははたしてどれほどの確率で起こるのか?偶然の一致が起こる訳を、大胆な推測と確率論で解釈する。
第1部 物語集(珍しい瞬間;幸運な巡り合わせの物語十選;意味のある巡り合わせ)
[日販商品データベースより]第2部 数学(偶然とは何か;ベルヌーイの贈り物;表の連続;パスカルの三角形;猿の問題)
第3部 分析(世界はとてつもなく広い;あらためて第2章の話)
第4部 難問(証拠;発見;リスク;霊能力;ガウェイン卿と緑の騎士)
偶然の巡り合わせ(フロック)を数学的に解明していく読み物です。数学者である著者のまわりで起こったり、小耳にはさんだ偶然の一致について大胆な推測で確率を計算すると、巡り合わせの不思議さはそこを見るだけだからであるという分析結果を解説します。実際に起こる確率は、案外ポーカーの役の出現率程度であるとしています。
第1部で奇跡的とも思える数々の偶然の一致の実例を挙げていき、第2部で説明する確率や統計の数学の知識を使って、第3部でそれらの偶然の一致を数学的側面から解釈していきます。感覚的に偶然の一致で「そうは起こらない」と思われた出来事が、実はポーカーの役のようにある程度の確率で起きることを示したり、その逆もありうるということで、確率についての感覚を補強します。さらに「人はどういうものを偶然と思うか」を数学の言葉で解説します。第4部では、解釈が難しい確率関連の事象の分析を試みます。
また、確率論の歴史、人の感覚とはそぐわない期待値などにも触れます。