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[BOOKデータベースより]
島原の乱以後、幕府倒壊寸前まで戦争も内乱も経験せず、総じて平和を享受していた時代においても、刑場や屋敷の中、そして路上で、合法と違法を問わず、目を覆い耳を塞ぎたくなるような情景が繰り広げられていた。太平の世の裏にある、暗くて深い江戸の闇。
第1章 生首と旅する男
第2章 今日は処刑見物
第3章 情痴の果て
第4章 血達磨伝説
第5章 生きている屍
第6章 小塚原の犬
第7章 死体を塩漬けにする話
第8章 胆取り肉割く人々
第9章 優しさのゆくえ
増補 薩摩の鞘割
生首と旅する男、生きている屍、愛の血達磨、恐怖の生き肝取り…。猥雑で血なまぐさい、陰惨な事件の数々。著者が集めた膨大な史料ファイルを元に、太平の世の裏にある、江戸の奥深い“闇”に鋭く切り込む。
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2002年に洋泉社新書yで刊行した『大江戸残酷物語』に、著者が歴史リアルウェブで連載中の「続・幕臣伝説」から2本(「幕府旗本の“薩摩ショック”」「会津と薩摩の“箱根戦争”」)を増補し、歴史新書yのタイトルで復刊する。