[BOOKデータベースより]
孤独を癒すのは詐欺師の詐欺話、老後破産は“強欲血縁者”とともに、「生かされるだけ」の高級老人ホーム、居場所は激安居酒屋、最後はアル中、同居は地獄、施設は天国という現実、行き場なく「パチンコ依存」全財産破綻―決して他人事ではない!「貧困」「無縁」「独居」―35人が語る老後のリアル。
第1章 善意の人―「詐欺被害」に遭った81歳女性の心理
第2章 蜃気楼―居酒屋に集う老兵たち
第3章 理想と現実―元介護ヘルパーの告白
第4章 未亡人三景―夫との関係性と老後の人生
第5章 男たちの幸福論―単身熟年男性の過去と現在
第6章 引き返し不能地点―介護老人保健施設の老婆
第7章 終の棲家―「アルコールとハイヒールの女」の末路
第8章 高齢ホームレス―“河川敷の哲学者”たちの言葉
第9章 絶望老人―消せない過去と東京タワー
長すぎる老後は生き地獄だった。「貧困」「無縁」「独居」。35人が語る老後のリアル。“理想の老い”とは何か、人生における“本当の幸せ”とは何かを探り、昨今の高齢者を取り巻く諸問題の背景と問題を考察する。
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【2021年02月発売】
ストーカー、万引きなど犯罪に走る老人の存在がクローズアップされている。また「下流老人」と言われる貧困と孤独にあえぐ老人の存在も話題になった。しかし、メディアでセンセーショナルに取り上げられるこれらの老人は、果たして現在の長寿社会の一般像と言えるのだろうか。本書では、どこにでもいる名もなき市井の老人たちの日常を描くことにより、幸福な老後とは何かを問うルポルタージュである。家族と同居することが幸せで、独居老人は不幸なのか。裕福な老後こそ安心できる老後なのか――。すべてを持っていても「絶望」と背中合わせに生きる老人たちは多い。我々は人生の最晩年に、何をよすがに生きるべきなのか。平凡を生きる老人たちのリアルを活写した10編のルポ。