- 在庫状況:品切れのためご注文いただけません
[BOOKデータベースより]
アメリカ第45代大統領に就任したドナルド・トランプ氏の一挙手一投足から目が離せない。サイバー攻撃を行った相手をロシアと断定した一方、プーチン大統領との友好を模索する。その反対に中国への強硬姿勢は相変わらずで、一触即発を危ぶむ声も根強い。トランプ氏就任によって日本を含む世界情勢は混沌としている。それくらいアメリカ大統領の存在は強大なものだ。だが、その大統領でも絶対に逆らうことのできないキングメーカーが存在するのだ。
序章 大統領就任演説から読み解く激変の世界
第1章 米国の今後と反トランプが未だ続く理由(ムニューチン財務長官もウォール街出身;現場を知る“狂犬”マティス国防長官は戦争に慎重 ほか)
第2章 反グローバリズムの勝利(グローバリストが目指す「ワン・ワールド」;政府の銀行ではない中央銀行 ほか)
第3章 暗殺された歴代大統領の奇妙な共通項(国際金融資本と戦ったジャクソン;戦費調達のために財務省に通貨発行させたリンカーン ほか)
第4章 接近する米露、孤立する中国(エリツィンが新興財閥を生み出した;ネオコン最大の敵はプーチン ほか)
第5章 日本に明るい未来をもたらす(「日本ファースト」の持つ本当の意味;日本人の精神的再武装 ほか)
トランプ後の「世界の読み方」がわかる!
2017年1月20日に米国第45代大統領に就任したドナルド・トランプ氏は何から何まで異例づくしだ。
選挙戦から「メキシコとの国境に壁を作る」「不法移民を追い出す」等、過激な言動が話題を呼んだが、どうやら正式に大統領に就任しても基本理念は変えるつもりはないらしい。サイバー攻撃をしていた国をロシアと断定したものの、報復措置をとるよりも米露の親密な関係作りに腐心していることからも、米露が今後、世界の中心になることは間違いないだろう。
その一方で、経済問題についていえば、内外の各企業に”脅し”ともとれる発言を連発。多くの企業が拠点を米国内に戻すことを表明した。南シナ海で軍事基地を作るなどやりたい放題の中国を敵視し、緊迫したムードが早くも漂っている。
トランプ政権で、アメリカ、ロシア、中国はどうなるのか。そして日本はどうなるか――。この1冊で、「トランプ後の世界の読み方」のすべてがわかる。
【編集担当からのおすすめ情報】
著者の馬渕睦夫氏は元駐ウクライナ大使を務め、外務省退官後は防衛大学校の教授を務めるなど、こちらが想像もしない知見を教えてくれます。何となくヒラリー氏のほうがまだまし、という風潮が蔓延していた選挙戦の最中から「ヒラリーが大統領になったら第三次世界大戦が起きる」と説得力あるエビデンスで看破していました。インテリジェンスの最前線にいた著者の驚くべき分析力には舌を巻くばかりです。