やまと錦

光文社
村木嵐　

• 価格: 1,760円（本体1,600円＋税）
• 発行年月: 2017年01月
• 判型: Ｂ６
• ISBN: 9784334911430

内容情報

[BOOKデータベースより]

熊本藩の大秀才、井上多久馬（後の井上毅）は、戊辰戦争によって傷ついた会津若松城を見上げ、学問を用いてこの国を豊かにすることを誓う。やがて欧州各国の法律を学び帰国した多久馬は、統一した法を持たぬ未開の地として不平等条約を結ばされた日本にも、独自の憲法が必要だと痛感する。多久馬は岩倉具視や伊藤博文などの理解者と憲法草案の研究を進めるが、諸外国には決してない「二千五百年も続く皇室」の信頼に応えられるか苦悩する…。国のために才を尽くした井上毅の実直な生き方と、家族愛に溢れた人間性を丁寧な筆致で書き下ろした、長編時代小説の傑作誕生！！

[日販商品データベースより]

憲法起草、それは欧米列強と台頭に渡り合うための道だった…。国のために才を尽くした熊本藩の大秀才・井上多久馬の実直な生き方と、家族愛に溢れた人間性を丁寧な筆致で書き下ろした、長編時代小説の傑作誕生。