この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 心と現実
-
価格:1,056円(本体960円+税)
【2024年03月発売】
- いちばんやさしいPython入門教室 改訂第2版
-
価格:2,728円(本体2,480円+税)
【2023年09月発売】
- 私たちはどう学んでいるのか
-
価格:968円(本体880円+税)
【2022年06月発売】
- 恋する文化人類学者 結婚が異文化をつなぐとき
-
価格:1,694円(本体1,540円+税)
【2024年03月発売】
- 92歳シスターが伝える励ましの言葉 幸せは、1ミリずつ花開く
-
価格:1,595円(本体1,450円+税)
【2024年04月発売】
[BOOKデータベースより]
第1章 永井荷風『冷笑』における「諦め」(「八笑人」の閑談会の企画―「笑ふ」ということ;閑談会の企画の発端とメンバー推薦の模様;諦めを語る笑人たち)
[日販商品データベースより]第2章 くりこみ理論と諦めの哲学(くりこみ理論における放棄の原理;くりこみ理論の完成期における日本の物理学研究の状況;くりこみ理論と諦めの思想;九鬼周造『「いき」の構造』を参考にして;くりこみ理論が現代の素粒子物理学において有する意義;朝永振一郎博士における「放棄の原理」というフィロソフィーの芽生え;統一場理論の歴史的伝統と素粒子物理学にとっての意義―諦めを超越したアインシュタインの探究心を念頭に置いて)
第3章 キリスト教の禁欲倫理と近代人、現代人にとっての禁欲の在り方としての諦め―マックス・ヴェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』に即して(キリスト教の禁欲倫理と「断念」;キリスト教的禁欲とそれに由来する労働責務観;禁欲的合理主義;カルヴァンの予定の教説とそれの倫理観への影響;「断念」―近代人、現代人にとっての禁欲の在り方;ピュウリタニズムについて―カント倫理学研究との関わりにおいて)
第4章 哲学・倫理学の意義についての省察
付録 研究発表の原稿・予稿(共同態の倫理学;カントの学問論;『葉隠』に対する鈴木正三の思想の影響)
「冷笑」に叙述されている永井荷風の諦めの哲学、朝永振一郎のくりこみ理論における「放棄の原理」、さらにマックス・ヴェーバーが指摘した、禁欲的プロテスタンティズムの倫理における「断念」の観念について考察。