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[BOOKデータベースより]
男のひとは愛に疲れやすいので、愛に倦まない女たちは自作自演で愛に溢れる。女のひとは愛をむさぼり生きるので、愛を産めない男たちは夢を耕して愛を補う。二人の言葉が響きあって物語のような、音楽のような、連弾詩集が生れた。
八月の男は/うちのお風呂場
八月は幻/まぼろしのしょうたい
九月のことです/シェリルとロバート
怪盗セプテンバー/盗みたい
ナイロンってなに/セントラルパークの冬の日
十月の透明な魚/晩餐
いくつもの十一月が/赤いワンピースで夕暮れの街を
十一月の旅人には翼がある/ツバサご使用上の注意
十二月の鏡/小説を読むことは
ヤドカリと十二月/ツツガムシと豆知識〔ほか〕
小説家と作詞家の重鎮がコラボした初の詩集
「男のひとは 愛に疲れやすいので 愛に倦まない女たちは 自作自演で愛に溢れる」(江國香織) 「女のひとは 愛をむさぼり生きるので 愛を産めない男たちは 夢を耕して愛を補う」(森雪之丞)
1年12か月をテーマにそれぞれが書いた詩、江國香織が書いた詩を受けて、森雪之丞が書いた連詩、絵画作品をモチーフにそれぞれが書いた詩の3部構成。ニューヨークと東京で語り合う往復書簡も収載。
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