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- ジャーニー・ボーイ
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- 価格
- 814円(本体740円+税)
- 発行年月
- 2016年10月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784022648259
[日販商品データベースより]
明治11年、英語が堪能で腕も立つ伊藤鶴吉は、英国人女性の旅に通訳兼護衛役として同行することを外務省から依頼された。北海道を目指す二人に迫る魔の手とは?イザベラ・バードの『日本奥地紀行』をベースに描く、胸躍る明治冒険譚。
ユーザーレビュー (1件、平均スコア:5)
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- 北区の太
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新時代の息吹
面白かった。明治維新から間もない混乱の日本を旅するイギリス人女性探検家の通訳兼護衛役として同行する伊藤鶴吉を描いた冒険譚。江戸から明治へ移行する間の混乱・人々−特に特権階級であった武士−の苦悩と、自由なイギリス人女性探検家の対比が見事。途中、仲間になる丸山・田郷との友情にも胸が熱くなる。どんな時代にも素晴らしい人はいるのだと思わせてくれる。丸山・田郷などは、このような過渡期の時代に生まれていなければ(武士の時代が続いていれば)名をなしたかもしれない人物と思ってしまう。激動の時代だったのだろうな、この頃は。こうした時代背景も物語に奥行きを与えてくれる。最後まで面白く読ませて貰った。
明治11年、英語が堪能で腕も立つ伊藤鶴吉は、英国人女性の旅に通訳兼護衛役として同行することを外務省から依頼された。北海道を目指す二人に迫る魔の手とは? イザベラ・バードの『日本奥地紀行』をベースに描く、 胸躍る明治冒険譚。