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[BOOKデータベースより]
地方や郊外に乱立するショッピングモールは、これまで地元商店街の敵であり、コミュニティ荒廃の象徴とされてきた。しかし、果たしてそうだろうか?実際は、小さな子どものいる家族や高齢者にも優しい公共空間としての役割を担っている。それは日本だけではない。世界の都市部でも、政治や文化や宗教や階層が異なっても、誰もが同質のサービスを受けられるショッピングモールが、理想の街の姿とされる。差異と格差が進む今こそ、均一であることの価値を見直すべきではないか。ショッピングモールを出発点に、変貌する人間の欲望と社会の見取り図を描く。
第1章 なぜショッピングモールなのか?(新しいコミュニティ、新しい開放性、新しい普遍性;モールこそがローカル ほか)
[日販商品データベースより]第2章 内と外が逆転した新たなユートピア(モールの本質は内装である;首都高でワープする ほか)
第3章 バックヤード・テーマパーク・未来都市(とにかくデカいディズニーワールド;あらゆるものがディズニーになる ほか)
付章 庭・オアシス・ユートピア(部材としての植物;ショッピングモール・聖書起源説 ほか)
誰もが同質のサービスを受けられるショッピングモールが理想の街の姿。差異と格差が進む今、均一であることの価値を見直すべきではないか。ショッピングモールを出発点に変貌する人間の欲望と社会の見取り図を描く。