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[BOOKデータベースより]
電話、レコード、ラジオ…を生みだした音響再生産技術の分析を切り口に、音の歴史、音を聞く体制の起源と系譜を辿り、聴覚と聴取の歴史性を初めて明らかにする。近代性の歴史と哲学に新たな視点をもたらす人文学の金字塔。
ハロー!
[日販商品データベースより]第1章 人の代わりに聞く機械
第2章 聴取の技法
第3章 聴覚型の技法とメディア
第4章 可塑的聴覚性―技術をメディアに
第5章 音響忠実性の社会的誕生
第6章 鳴り響く墓
結論 聞こえくる未来
技術は私たちの聞き方をいかに変えたのか─。オートマタ、聴診器、電話、レコード、ラジオから缶詰製作や死体防腐処理技術等までを含んで、音響再生(音響再生産)の技術・思想・イデオロギーを分析し、ヘッドフォンによるデジタル音源の聴取に代表される現代的聴取の体制の起源と系譜をたどり、音響技術史にとどまらず、メディア論、感性の歴史、近代性の歴史と哲学に新たな視点を拓いたジョナサン・スターンの代表作。「音とは、乱雑で政治的な人間の活動圏の所産である」。視覚の特権化を廃し、音の経験に歴史的・社会的・文化的な外的要素を導入することによって、包括的な音の歴史と哲学が描きだされています。本書は、フーコー的考古学、マクルーハン、キットラー、クレーリーの系譜に新たな記念碑を建て、近代の近代性を問いなおす、人文学の記念碑的著作です。図版資料掲載。